おでん屋雪ちゃん⑤ワーキングママの苦悩

子どもが熱を出したとき、そばにいてあげたいと思う。
けれど同時に、仕事を休むことで職場に迷惑をかけることも気にかかる。

子どもを大切にしたい。
仕事にも責任を持ちたい。
どちらか一方を選べば簡単なのかもしれません。けれど、どちらも本気で大切にしたいからこそ、働く母親の心は揺れます。

家族に助けてもらって仕事へ向かえば、「子どもに寂しい思いをさせているのでは」と自分を責め、仕事を休めば、「周りに負担をかけてしまった」と申し訳なくなる。
何を選んでも、どこかに罪悪感が残ってしまうのです。

私自身も、30年ほど前、同じような思いを経験しました。
母親としても、働く人としても頑張りたい。その間で揺れ、時には心が折れそうになったこともあります。

女性の活躍が推進され、働き方も大きく変わった今も、同じ苦しさを抱えている人は少なくありません。
私が30年前に悩んだことを、今を生きる人たちも、まだ同じように悩んでいる。
この苦しさは、これからもなくならないのでしょうか。

そんな思いを抱えて、おでん屋を訪れたひとりの女性。
「母親としても、働く人としても、ちゃんとしたい」と悩む彼女に、雪ちゃんがかけた言葉とは――。

子育てと仕事の間で揺れながら、それでも両方を大切にしようとする、働く母親の気持ちを描いた物語です。

あなたの“もやっと”、よかったらそっと置いていってください
“あるある…”と思ったら、一言だけでも大丈夫です

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